2025年06月30日
先日、講師仲間のSNS投稿を見て知ったのですが、
テレビの街頭インタビューで
若者の多くが8時~8時9分と答えていたので
我が家の小6息子にも聞いてみました
「8時10分前に集合って言われたら何時に行く?」
―ぼく、遅れるのが嫌だから8時かな?
昭和世代からしたら遅刻です 涙
8時10分前を
昭和世代 8時の10分前
若者世代 8時10分の前
と捉えているとのこと
この認識違いは、双方にとって可哀想なので
来期の新人研修から早速事例に組み込もうと思いました
新入社員研修やOJT研修では
ビジネスコミュニケーションにおいて
曖昧な表現は必ず自ら確認するようワークを通じて伝えています。
「朝一、今日中、今週中、後ほど、今すぐ、、、等」
正しい正しくない
良い悪いではなく
ミスがおこらないように
互いに歩み寄る(=確認をする)
例えば、以下の伝言を電話で受けた場合
「4月25日(金)の10時から弊社東京第一ビルで行う予定の会議ですが、
場所が東京第二ビルへ変更になりました。会議の詳細は後ほど宮下様にメールでお送りします。
玄関ロビーに10分前にお越しいただくようにお伝えいただけますか?」
以下が模範解答です。
「4月25日金曜日、10時からの会議の場所変更とのことですね。
御社東京第一ビルで行う予定の会議が東京第二ビルへ変更とのこと
会議の詳細は後ほど宮下へメールで頂戴できるとのこと
玄関ロビーに会議開始の10分前、9時50分に伺うよう宮下に申し伝えます。」
・結論から先に
・内容はわかりやすく区切る
・時間に関しては間違いがないように「言い換えをして復唱」
・尊敬語→謙譲語、謙譲語→尊敬語へ
というビジネスコミュニケーションの型は勿論大事ですが
大前提で大切なのが「双方の事を考えた想像力です」と伝えています
なぜなら多くの参加者が「メールで送ってくれるなら電話不要じゃん」と考えるからです
だからこそ、電話をかけてきた人が「なぜわざわざ電話をかけてきたのか?」
・宮下さんのところへ届くメールが1日200通くらいだったら?
・この会議が定例会議で今回だけ違ったら?
・玄関ロビーから会議室まではセキュリティがあったら?
・今回の会議はいつもより大事な人たちが集まるとしたら?
・宮下さんがうっかりさんだったら?
「想像力が信頼を生む」
研修で私が伝えたいことの1つでもあります。
他にもありそうな日常的な「ミスコミュニケーションの事例」
是非ご存知の方は教えてください。